カビ対策
新畳や表替えをした最初の一年くらいは、畳表に養分があるのでカビに対する注意が必要です。
梅雨や夏場はもちろん、冬場の暖房・加湿をして留守にしてしまう部屋でもカビが発生しやすい「高温多湿」状態になりやすいです。
カビを予防するためには、晴れた日には窓を開けて換気をし、こまめに掃除をするように心がけて下さい。
昼間留守にされて換気が出来ない方はエアコン(ドライ運転)をタイマーで回すか、換気扇を回すと効果的です。
カビが生えてしまったら、窓を締め切ってエアコンを回すか、晴れた日なら窓を開け風を通してカビを完全に乾かしてから必ず乾いたタオルで拭いて下さい。
濡れたタオルで拭くとカビに水分を与えてしまいます。
ダニ対策
ダニは人間の角質(フケやアカ)や食べ残しなどをエサにし、カビと同様高温多湿を好みます。こまめに掃除することが予防においても、発生後の対策に於いても最も効果的です(掃除機の中のゴミはこまめに処分して下さい。)。
それでもお困りでしたら当店にご相談下さい。
家具を置くときの注意
足のある家具(テレビ・ベッド・机など)は畳を傷めます。足の下に木の板などを敷いて下さい。車の付いたものは転がらないように注意して下さい。
また、家具の金属が直接畳に触れているとサビが出たり、サビによって畳表に穴があいてしまったりするので、間に新聞紙等を入れるなどして下さい。
冬場ストーブをお使い時の注意
温風ストーブの噴き出し口は高温になり乾燥し、畳表が傷みやすくなりますので、ござやカーペットなどで保護して下さい。
また、灯油を室内で補充しこぼれてしまうと畳床まで染みてしまい、交換になることがありますので、畳の上では行わないで下さい。
日常のお掃除
お掃除はほうきか掃除機をかけて下さい。掃除機やほうきをかける際、必ず畳の目に沿って行って下さい。逆目がけをすると畳表が毛羽立つのを早めます。
汚れが目立つ場合は固く絞ったタオルで拭き掃除し、後は充分風を通して乾燥させて下さい。ワックスや油の付いたモップ・洗剤等で掃除すると、表面が黒ずんだり畳表の寿命を縮めることになりますので、拭き掃除は乾いたタオルが効果的です。
液体をこぼしてしまった
飲み物などの液体をこぼしてしまった場合には、すばやく乾いたタオルなどに水分を吸い取らせて下さい。
その後で、お湯で濡らしたタオルを固く絞り、拭き取って下さい。あまりこすったりせず、風を通すなどして充分に乾燥させて下さい。
たばこや線香で焦がしてしまった
穴があいてしまった場合、裏返しが出来なくなることがあります。テープを貼るなどして穴が広がらないようにして下さい。
浅いもの(イグサの表面のみの焦げ目)の時は、焦げだけを削るかオキシフルで漂白して下さい。
気になるときは当店にご相談下さい。
敷きものについて
畳の上にじゅうたんやカーペットを重ねると畳と敷きものの間に埃がたまり、ダニ発生やアレルギーの原因となります。
また、新しい畳表の上に上敷きなどを重ね敷きすると、埃や通気性の悪化から畳表が変色し、裏返しが出来なくなります。
新しい畳はそのままで感触を味わって下さい。上敷きは裏返し以降がおすすめです。